26日、女優でアライとして情報発信をしている秋元才加さんがドラァグクイーンのショーを見て感じることを自身のツイッターで綴りました。
【1】ドラァグクイーンとは?
ドラァグクイーンは、ゲイセクシャルをはじめとした男性の同性愛者が性的指向の違いを超えるため、「女性の性」を過剰に演出したことが始まりで、「女性として」衣装を身につけるトランスジェンダーとは異なります。
「女性の性」を前面に出す、派手なドレスやヒールなどを見にまとい、メイクを施すショーは今でも続いており、裾を引きずる様から、「drag」が取られ、ドラァグクイーンと名付けられました。
なお「女性の性」を前面に出すのは「女性の性」で遊ぶという意味ではなく、「性に縛られる」というシェンダーバイアスに訴えかけるものです。
今でこそイベントのようになっていますが、当初はキリスト教の影響により同性愛が禁止されており、ゲイコミュニティが迫害され、そんな中で、各州の「異性装」を禁止する法律により警察に介入されることがありながらも、楽しむことができた数少ないエンターテイメントでした。
そのため、ゲイ文化(またはクィアカルチャー)として根付き、ゲイセクシャルやバイセクシャル、パンセクシャルといったマイノリティの男性が参加することが多いですが、男性の異性愛者や女性も参加することがあります。
【2】秋元才加「力強く生きようとしなくても…」
秋元才加さんもドラァグクイーンのショーを見ることがあるようで、「ドラァグクイーンのショーはいつだってパワフルで力強くて励まされる」と回顧。
一方で、LGBTをはじめとしたセクシャルマイノリティの人が取り巻く偏見などに立ち向かうべく、声をあげて立ち向かっていく力強さに対し、「でも、パワフルに力強く生きようとしなくても、皆が自由に幸せに生きられるようになったら、もっといいなぁ」と、劇中のショーパートを見て感じているようです。
秋元才加さんといえば、アライとして、「ありのまま、自分が好きな人といた方が幸せに決まってる。 人生色々、愛も色々。 自分に正直に生きたいね」と、LGBTについて声をあげ続けているひとり。2020年のレインボーパレードトークライブにも参加しており、思うことが多くあるのでしょう。
【3】まとめ
ドラァグクイーンは同性愛者を中心として楽しむ催しですが、レインボーパレードと同様に、「セクシャルマイノリティとして堂々と生きていく」宣言やLGBT差別をなくすために、セクシャルマイノリティの垣根を超えることができるよう働きかけがされているのを感じます。
多様性を訴えることはとても重要ですが、多様性が認められることが当たり前となり、単純にショーだけを楽しんだり、力強さ以外の側面も見せられるようになったりすると素敵ですよね。
(Aoki Amy/ライター)
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